巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a58) 2023/11/22(Wed) 12:36:07 |
【人】 巫凪 桜花―いつか・植物園― [快晴の天候に設定された植物園の一角。 探すともなく雷恩の姿を見つける。彼女は、いない。 確かめると、声を張らずとも届く程の距離で 彼が根差す地に坐す。 惜しみなく降る陽光のもと、光を弾く白衣を纏った膚が、 内側からも淡く発光する。 葉のそよぎに、鳥の声に。 感嘆の息が肩を上下させる度、陽炎めいて光の粒が躍る] (259) 2023/11/22(Wed) 22:59:23 |
【人】 巫凪 桜花[大地に憩い、戯れるように根を張る彼を目の当たりにしたのは、ここに来てからが初めてだった。 大地に息づく姿は、彼を知ってから今まで、いっとう美しい。 否応なしにそう感じさせるもので] 雷恩は、ここに来てよかったんだね。 [ぽつり。降り出す雨のように音に変えて、自身にも聞かせる。 だから、止めはしない。干渉もしない。 きっと彼は少しずつ、変わっていく。 ずっと傍らにいた己には、知り得ないところで。 光合成を終えれば、長居はせず。 腰を上げ、白衣の土を払う僅かな合間、彼の顔を見下ろす。 もし目が合えば、笑ってみせただろう**] (261) 2023/11/22(Wed) 23:04:23 |
【人】 巫凪 桜花[今までにない響きを籠めて、呼ばれた名前。 凪いだ声は、 労るようで。 慮るようで。 慰めるようで。 どれでもあってほしくなかった。今だけは。 変わる彼が嬉しくて、かなしい。] (265) 2023/11/23(Thu) 0:54:57 |
【人】 巫凪 桜花[否定する言葉を自分の中に探して、 手の届く処には、見当たらなくて。 せめてと結んでいた笑みが、徐に解けていく] そんなこと、今。 言わないでよ… [咽喉が、朽葉のように乾いた音を立てる。 手を、差し伸べられた。 無意識に、そちらへと伸ばした手。 目元に込み上げる熱をさっと掌で散らして、背を向けた*] (266) 2023/11/23(Thu) 0:59:58 |
(a72) 2023/11/23(Thu) 2:18:40 |
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