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人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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壁際、男のすぐ横で枝が咲いた。
そちらに一瞬視線が向かい。

また、選ばれた彼へと戻る。完全に傍観者だ。
歌は聞こえている。然し静かだ。

キエの血が付着しなかった

キエの血が付着した

 ミズガネ
「っ、大丈夫、じゃなさそうですね!?」

回避に専念し、無事に後方へ下がった後。
投げられたもう片方の先へ視線を向け、座り込んだままの貴方へ駆け寄れば傷口を確認しようとするだろう。

「ミズガネ、傷口を見せて貰っていいですか。
…あと、少しだけ熱いの耐えられます?」


レヴァティはやり返してやる、ということしか考えていなかった。目に見えない風が迫ってもそれを察知することはなく。
「イッ
、な、」
投げつけた形のままの右腕に、風の刃が当たる。
慌てて腕を引っ込めて隠すように。

「い、痛……」
引っ込めた腕は痛い。それを押さえるもう片腕も。胴も。
体を見下ろしたら信じられないくらい客観的に見てそれほどでもない血が流れているし。
向かってくる姿も見えるし。

「なっ、なんか〜……」

バラニ看守サマ
あなたの声は聴こえていなかったがあなたが近くに来たのを見れば耳栓を外す。
楽しくなる。不思議な感覚だ。


「あァ、えと、傷口? ……うわ綺麗に切れてら。ウケる。
 ……。……あーと、少しなら余裕。余裕じゃなくても、ま、調子乗った結果の自業自得だし別にいいけど……何すんの?」

あなたの質問の意図が分からないので不思議そうにしている。楽しい気持ちも入り交じり、興味深げだ。


撒き散らされた血を避ける真似はしなかった。

好きにすればいいと言い続けてきた。
それを避ける理由もない。


「…………………………はッ、はは…………ッ」
思わず零した笑い声は、どこか狂気が含まれていて。

「………………あぁ……。………………良くねぇ、な」
弧を描く口元を隠すように手で覆う。

ずっと。ずっと、ずっと。誰かを殺したくて堪らなかった。
この高揚感に身を任せ、
誰でもいいから
と。


ここで動けば、周囲を巻き込むだろう。
……とも理解はしているのだが。


「ぅわぁぁぁっ」

反射的に向かってくる刃を弾こうとして、代わりに右腕に突き刺さる。
痛みで腕を振り回してそれを取り除こうとするが、なかなか抜けることはなく。
動きはニアよりずっと遅く、踵を返し逃げようとする。

「違うッ、なんか……」

"こっち側"は、見ているだけとはあまりに違う。
今歌は聞こえていない。

一歩。…前に出る。

サルガスはぼんやりと処刑室前の廊下で待機中。
壁越しに見ればちかちかと巡る色彩を遮断できる。


「…… …… …… ……」

それでも、色が見えずとも処刑対象の表情くらいはわかるのだ。
やはり人が死ぬ姿は見たくないなと。
……目を伏せてしまった。

 ミズガネ
「簡単な治療ですよ。ちょっとびっくりするかもしれませんが逃げないでくださいね!」

そういって貴方の傷へと手を翳す。次の瞬間、傷口は燃え上がり、けれど傷以外は焼けることなく。
炎は真夏の日差しのような、じりりとした熱を伴いながらその傷を癒していく。

貴方が逃げることが無ければ数秒程で傷口は綺麗に癒えているだろう。

メモを貼った。

バラニ看守サマ
「びっくりするって何、っ」

傷口から生じるものとして想像もつかなかった炎が上がった瞬間に肩を大きく跳ねさせて驚いたものの、じっと耐え。
その熱が耐えられるものだったこと、数秒後には熱も傷も引いていたことから特に怒ることもなくあなたを見上げて。

「……。先に言っとけよ炎が出るって!びっくりしたわ!
 でもま、ドーモ。おかげでもう痛くねェよ」

(9)1d10Klap。

口元を覆う手を外し、9回拍手。パイプ椅子の音に隠れて、大して聞こえていないだろうが。


「バカクソカス●●●●●●ッ!!!!!!」

限界まで暴言暴言暴言暴言暴言暴言!!!報告書にこれも書いとけ!!!!
「痛ァ!死ぬ!」

まだいける!

 ミズガネ
「あっ、つい!火が出るっていうと逃げられちゃったりするので…!」

慌ててごめんなさい!と謝るけれど、もう痛くないと聞けばぱっと笑顔へ。

「どういたしまして、あと、逃げないでくれてありがとうございます!」


ニアから逃げる先で、先にシャトに捕まっただろう。
"獣"を直視して、息を飲む音、そして、
「ひッ?、ッあ゛ぁぅ、!」
顔周りから流れた血が、押さえた指の隙間を通り抜けて新たな汚れを生み始める。

さして間を置かずに、壁を作るように獣と自分の間に平らな木を作る。
逃げようとした方向だ。道を自分で塞ぐことになっただろう。

ゆっくりと……選ばれた者へと足を進める。

から3発の銃弾が届く。


狙いは案外、正確なものだったかもしれない。
こちらへ向かった3発、当たった銃弾が腕や足の肉をいくらか貫いたり吹き飛ばしたりするたびに悲鳴が上がる。

怯えや怖れを含んだ、歌にのまれていないもの。

バラニ看守
「別に、逃げるこたァねェだろ」

あくまでこの男の感想だ。初対面の相手に言われていたのならば逃げていたかもしれないが、数日とはいえ交流もあった相手なので
信じていないことはない。完全に信頼しているとも言わないが。

手に持った爆弾を周囲に転がした。まだ、爆破の合図はない。

「……。……わかるなァ」

歌を聴いているからこそ笑いごととしてレヴァティの悲鳴に気楽に共感を示せている。
歌を聴いていなかったらとっくに自分はここにいない。

 ミズガネ
「はは、だと嬉しいんですけどね」

歌による楽しさ交じりに笑って。やれることはやったから、と貴方から離れれば、処刑の行く末を後方から見守るだろう。

それなりに、近づくことは叶っただろうか。
ある程度近づけば歩みを止め、近くで様子を眺め始める。

早く、殺せ。

悲鳴は嫌いだ。


誰が死のうと構わない。

命乞いも好きじゃない。


小さく吐息を零し、目を細めた。
殺しへの高揚感など、幻だ。

近づくだけの人間に構っていられない。
迫る危機を直視する余裕もない。
……以前ならイヤなことが起こる前に逃げられたから。
イヤな相手はどっかにやれたから。
今はその手段は失われて、どこにも行けない。
逃げられない。

こうなった初めて死ぬときの心構えなんか、できていなかった。


「ぃ
っ、
だァ
ァ……ッ!」
伸し掛かる体を肘で押しのけて、蹴り飛ばしてやろうと暴れる。
やがてそれは痛みから行う目的のないものに変わるだろうが。

………………遊ぼうぜ、

男が認識しているのは、歌と悲鳴を紡ぐ者のみ。

それ以外は今、見えていないし聞こえてさえもいない。
強制的に引き上げられた高揚感に喉を震わせ笑うが。

──己の声さえも、上手く聞き取れずにいた。

パチンッ。
軽快な音とともに9つの爆弾は起爆される。
それに誰が巻き込まれようが、巻き込まれまいが。

どうだっていい。誰が傷つこうと構わない。


威力はそう高くもないが、食らえば当たり前に痛みはある。
因みにレヴァティへ向けて転がしたのではなく、あくまで周囲だ。
ほんの一瞬。……歌から逃れるように。


起爆とともに剣──ファルシオンを引き抜き、駆け出す。
反撃を避ける気もなく、ただ対象のへ向けて振るおうと。
シャトがいようと、やはり構う様子もない。

背を向けようとした瞬間聞こえた爆音に全身を揺さぶられた。

ヴェルクの行動を邪魔することはできない。

これ以上を見るのが憚られて、背を向けようと思っていたのだ。
これ以上を見てしまうのが憚られて、目を背けようと思っていたのだ。

自分が処刑の時に二度目の死を迎えられたのは、これを恐れて
先に殺してもらったからだった
から。
見られて気分のいいものでもないだろうと思ったのだ。


爆音と衝撃を受けた位置はあくまで後方。だから深刻な影響を受けずに済み、周囲の被害状況を確認する程度の余裕は持ち合わせていられた。

飛び上がるシャトを認識し、また、拍手とともに周囲に(5)1d6の爆弾を転がした。

爆発のあと、ヴェルクがそこに居るのを認識した。

後方で息を呑んだ。


胴へ振るった剣は、直前でその動きを止めた。

…………やめた

歌が聞こえない今は、少しだけ冷静になれる。

だからきっと、対象の表情も、動きも。
何もかもを見ていたはずだ。

そうしてまた、周囲に爆弾を転がして。
──
パチンッ。

二度目の爆破。近いのはシャトと……任意。

耳が良ければ銃声を聞く爆音に紛れて聞き取りづらい可能性もあるが、銃声を聞いたものもいるだろう。

アクションが爆発した。

爆弾に紛れて聞き取りづらい可能性もあるが、銃声を聞いたものもいるだろう。(テイク2)

手にしていた銃を素早く仕舞い、両手を上げた。剣は床に落ちている。

看守の兄さん
「…………あ?巻き込まれたくれぇでピーピー叫ぶなよ。
俺は猶予をやったはずだぜ……??」
避けなかったのはお前だとばかりの発言。

「俺の能力も教えてやってて、知ってんのにさ。
…………可哀想に」
ケラケラと笑う男は、とてもとても
楽しげだ。

あまりの被害甚大さに恐れるべきか呆れるべきか笑うべきかも分からない。
変な汗が滲んでいるのを感じる。指先の震えも気のせいではない。

「……
処刑、じゃ


処刑じゃなかったのかよ


これじゃあまるで戦争、あるいは、
暴動
じゃないか。
誰が扇動したかも分からない有様に、誰もが扇動されたかのような惨状に、変な笑いが込み上げてくる。
かつて自分が生み出した光景の一端はこれに近かったのではないか?と要らない想像力が働いている。

メレフ看守
「俺には無理だ」

自分に鎮圧は無理だ。
だからこそ指先に力を込めて、髪に手が伸びないように意識して、冷静に、冷静に。視覚情報として各人の被害状況を確認しながら声を掛ける。

「処刑は継続中なのか?それとも処刑の域を外れているのか?看守判断が欲しいところだが……一先ずてめェは退け」

レヴァティの体は、爆音が止んだそのころにはもう動かない。

処刑はもう終わっている。看守が何をしても、邪魔になることはないだろう。

処刑対象の死を確認した。……お疲れ。

「終わりだ」


処刑室の扉を開け、サルガスは室内へと。

「レヴァティの死亡を確認した。処刑は終了だ。
 ヴェルク・フー・ダルティフィスを止める必要はない!」


もう終わっている、と。声を張り上げるようにして制止を。
それと同時に蘇生装置と治療ユニットの申請を済ますだろうか。

今回は……死体も怪我人も多い。

サルガス看守サマ
「リョーカイ」

看守判断が下されたのならばそれに従う。各種申請をあなたが済ませている様子を見つつ。

「……手伝えることあるか?非力な人手で良けりゃァ使えよ」

「………………あ?」
聞こえた食べていいのかという質問に。
橙色の瞳は睨むようにそちらに視線を送り。

まだ爆弾がお好みか?と手を叩こうとして。

──サルガスの声に、動きを止めた。
ならば自分は、これ以上やる必要も無いだろうと。


死体の傍に座り込んで、
楽しげに。楽しげに、
周囲を見ていた。

羽織っていた上着を脱いで、死体にかけた。

正確に言うと胸元から下。
その痕を隠すように。

メレフ
「…………知らねぇよ、先に転がしてただろうが」
足元を見ていない方が悪い。

誰の近くに転がったのかは、男も知らない。
適当にばら撒いたものだったので。

視線には大して物怖じもせず。
……あーあ。可哀想に、早く治療ユニットが届くといいな。