【人】 愛智 哲弥『大事な話? なんだろう うん、いいよ 俺も、したい話があるから』 [ 文字を打ち込んで、ぽん、と軽く。 送信ボタンを押した。] (17) 2023/02/16(Thu) 10:51:57 |
【人】 愛智 哲弥[ 続けて、また明日ね、と 約束の場所と時間を告げた。 結城君から言われたことが、ふと思い出されて、 胸の奥でひっかかりを生み出して、 楽しみにする気持ちの中に、 水の中に一滴落としたインクのように、 じわりと、 不安 がひろがっていく――] (18) 2023/02/16(Thu) 10:51:59 |
【人】 愛智 哲弥― 夏祭り当日 ― [ 昼より少しだけ早い時間。 出店が並び始める端っこの、 桃色の象が目印の薬局の前。 約束の時間より大分前から 結局浴衣は買わずに、私服で立っていた。 なんとなしにスマホをいじりながら、 彼女のことを待っている。 教室にいるときと同じ。 特別な音が聴こえてくるのを待っていた。] (21) 2023/02/16(Thu) 10:52:06 |
【人】 愛智 哲弥[ 君が、俺を呼んでくれる声か、 君が、俺の傍にきてくれる足音か。 それが聴こえれば、顔をあげて] おはよう桧垣さん [ 至極、嬉しそうに微笑んで 君の名前を呼んだ。**] (22) 2023/02/16(Thu) 10:52:08 |
精神科医 結城 理は、メモを貼った。 (a1) 2023/02/16(Thu) 15:59:48 |
【人】 桧垣 やよい── お祭りの日・朝 ── [ ──── ぱちり。 目が覚める。 これは睡眠からの目覚めだ。 腕の中にはお気に入りの猫のぬいぐるみ。 昨夜、愛智くんからのメッセージを確認して眠って、 それから何か変化があった気配はない。 犬のぬいぐるみは抱いていなかった ──── 起き上がり、念のためスマホを確認する。 今日はお祭りの日だ。 もそもそとベッドを出てクローゼットを開く。 ] やよいちゃん、浴衣用意すればよかったのに…… [ 空に独り言を呟いたそのとき、 ──── ] (23) 2023/02/16(Thu) 16:14:09 |
【人】 桧垣 やよい[ もう慣れきってしまった不思議な感覚。 あ ………… 時間なんだ。 今日は 私 が行った方がいい。 だけど少しだけでも、 私も愛智くんとお話しできるといいな。 今日は大切なお話をしたいから ── そう意識を手放しかけた瞬間、 ────── ぷつり 数瞬前の景色がそのまま戻ってきて、 服に伸ばしかけていた手が宙を掴んだ ] (25) 2023/02/16(Thu) 16:14:37 |
【人】 桧垣 やよいあ、れ ………… ? [ 入れ替わりは起こらない。 こんなこと今までにあったかな。 捻る頭の隅で、 交わしたことのない私の声が聞こえた気がした ] (26) 2023/02/16(Thu) 16:15:06 |