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人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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視点:


ルビーの花 アルレシャは、メモを貼った。
(a17) 2021/07/10(Sat) 10:20:54

アルレシャは、合いびき肉のハンバーグを食べている。
(a24) 2021/07/10(Sat) 18:40:11

アルレシャは、誰にともなく言う。「特別な品でございます」
(a25) 2021/07/10(Sat) 18:42:21

【独】 ルビーの花 アルレシャ

女はゆうゆうと船を降りていく。
イースター・カッサンドラは港へ着き、まずは客たちを下ろし、やがて誰もが降りていくだろう。
次の船旅に向けて、或いは別の人生に向けて。誰もが同じ道は歩かない。
数日間の海の生活が誰かを変えたことがあったとしても、女は変わらなかった。

多くの客達は談笑しながら白煉瓦の上に降りていくのだろう。
一部の客とその食指の先に定められたもの以外は、この船の姿を多くは知らないのだろう。
少しばかり隠し事を含んだような微笑みの者たちばかりが、地下の姿を知っている。
けれどもそれでも全てを知るわけではない。全てを動かすオーナーを、船長の思惑を知らない。
淑女の船の秘め事を、なにもかも明かしてみせた者がどれだけあっただろうか。

玉髄のような水色がふわりと風景に舞う。
花びらのような薄紗は重ねたチュールの上着だった。
尾を引きながら踊るように客船から飛び降りて、花咲くような笑顔で海を見下ろした。
「ああ、楽しかった。きっとまた、ここに来れたならばいいわ!」
アンティーク風のトランクを振り回すさまは、今にも誰かにぶつかりそうだ。
(-108) 2021/07/11(Sun) 19:57:22