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人狼物語 三日月国


263 【ペアソロRP】配信のその先に【R18/R18G】

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【人】 学生 初波華音


[これ以上の幸せを望んだら
 きっと罰が当たってしまう。なのに、彼は
 こんな私にも興味を持ってくれようとする。]


  はぇっっ わ、私ですか!?
  ありがとうございます
  私が好きなのはもちろんソウ──……ですね


[外見だけじゃない
 私を知ろうとしてくれている。

 真っ直ぐにこちらを射貫くようなまなざしから
 一瞬だけ逃げようとして、
 少しの間を置いておずおずと目線を上げた。]


  ……食べ物なら
  私も、桃が好きで


[ソウマくんの好きな果物のようだったから、
 と皆迄は言わず]
  
(11) 2024/05/22(Wed) 21:58:40

【人】 学生 初波華音



  パンナコッタも好きです!
  甘くてやわらかくて優しい味がして……
  

[これもソウマくんの配信がきっかけで
 好きになったお菓子のひとつ。]


  私も何でも食べる方で、
  お豆腐とかお漬物とか、練り物とかきのことか
  特によく食べるんですが
  好きなのかって言うと少し違って……

  ……小さい頃から、実家で
  特別な日だけ食べられたお料理があって
  それがラザニアなんですけど
  
  今も、ラザニアを食べるのは
  とっておきの日、って決めていて。
  特別感も相俟って好きだな〜〜って……
  ソウマくんにもそういうお料理、ありますか?
  
  
(12) 2024/05/22(Wed) 21:59:24

【人】 学生 初波華音


[SNSにもラザニアの写真を投稿したことはある。
 大学の入学祝い、合格発表、誕生日……
 注意深く見ていれば、
 何らかの記念日の食卓には必ずラザニアが映っている。
 
 身近な友人や知人でもそれを知る人は少なく
 自分から話すことも滅多にない。]


  食べ物以外なら
  ソウマくんのピアノが好きです!
  ……な、な〜んて……!
  面と向かうと、照れちゃいますね

  私も、もっと……知りたいです
  聴かせてほしいです
  ソウマくんのこと、何でも


[動画を見尽くして何でも知っているつもりで、
 私は実際ソウマくんのことをあまりに何も知らない。]
 
(13) 2024/05/22(Wed) 22:00:11

【人】 学生 初波華音


[今この場だけで彼のすべてを
 知り尽くせるなんて思ってもいない。
 たとえば一生を懸けられたとしても、
 全ては知り尽くせないままかもしれない。

 それでも叶うならぜんぶ知りたい。聴かせてほしい。
 何が好きで、何が苦手で
 何を心地良く感じて、何を不快に思うのか──

 今すぐじゃなくたっていいから、
 その瞳の奥でどんなことを考えているのか
 教えてほしい。他の誰でもなく私に。

 ……ずっと一方的に見つめてきただけなのにね。
 こんなこと想うのは、やっぱヘンかな。]
 

  ──そういえば
  どうして私に会おうと思ってくださったのか
  お尋ねしても……構いませんか?


[もし言葉を濁されるようなら無理には訊かない。
 尋ねたい話題なら、山のようにあるのだ。*]
 
(14) 2024/05/22(Wed) 22:00:42

【独】 学生 初波華音

/*
こちらこそありがとうございます‪っ(ฅωฅ`*)‬ごろんごろん
(-7) 2024/05/23(Thu) 5:50:48

【独】 学生 初波華音

/*
えーーーーんすきですえーーーーーん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)ねむらされちゃった!!ごろろ……
(-8) 2024/05/23(Thu) 13:07:45

【人】 学生 初波華音



  少しお砂糖を混ぜて焼くと、
  ほんのりあまくて
  優しい味の玉子焼きになるんです!
  ソウマくんも機会があればぜひ!

  伊達巻も美味しいですよね
  普段の玉子焼きはどんなお味なんですか?


[彼の配信はピアノの演奏がメインだから
 食の好みについて伺い知れる機会は稀だ。
 だからつい前のめりに色々訊いてしまう。
 
 初めて知る好みはもちろん
 元々見聞きして知っていた好みでも、
 本人の口から聞けるのは格別だった。

 何せ合法的にソウマくんの『好き』が聴ける。
 あくまでも味付けやら果物やらに対する好きだと
 頭では重々承知していても、
 そのワンフレーズは恋する乙女に
 あまりにもよく効きすぎる。]
 
(21) 2024/05/23(Thu) 20:48:53

【念】 学生 初波華音


[ソウマくんは、
 そんなこと訊いてどうすんだよって
 突っぱねたり笑って流したり
 不機嫌になったりしない。
  
 茶化さないで、穏やかな声で
 まっすぐに私の話を聴いて
 ひとつひとつ丁寧に、
 ちゃんと言葉を返してくれる。

 それどころか、
 ソウマくんから見たら
 とことん素性の知れないだろう私にも
 目を合わせてふわっと微笑みかけてくれる。

 幸せすぎていっそ怖い。
 うっかり『え、好き』とか
 真顔で口走りそうな自分も怖い。
 ていうか既にもう何回か言いかけてる。
 さっきだって言いかけた。>>11
 
 ……やっぱり優しいな、ソウマくんは。
 家で好き放題に愛を叫んでいたのが
 申し訳なく思えてくるくらいに。]
 
(!1) 2024/05/23(Thu) 20:49:02

【人】 学生 初波華音



  素敵、ですか……!?
  そんな風に言ってもらえたのは初めてです
  ふふ、嬉しい

  ソウマくんのとっておきは
  これから見つかるのかもしれませんね!
  見つけたら、教えてくださいねっ


[もし私の本性を知ってしまったら、
 こんな風に微笑みかけてはくれないでしょうね。
 今こうして向かい合って食事をしている最中でも
 本当は、美しいコースのディナーよりも
 それを口に運ぶ人の方を見つめていたい。

 隙あらば写真に収めてこの時間を永久保存したい。
 料理の写真を撮るふりをして撮れば、
 なんて考えなくもなかったけれど……

 だめだめ、今夜の私は淑女でいるの。
 第一印象は大事よ華音。
 万が一ソウマくんに嫌われでもしたら
 文字通り生きていけなくなるわ。]
 
(22) 2024/05/23(Thu) 20:49:13

【人】 学生 初波華音



  ピアノのお話も、それ以外のお話も
  今夜はぜひたくさん聴かせてください!
  
  ……あっ、もちろんソウマくんが
  お嫌でなければ、ですけど……!
 

[失礼があっちゃいけない。
 ベストを尽くしたい。

 間違っても
 「きゃーーーっっもしかして今
  照れてくれたの!!?!!?!??」
 などと声に出してはいけない。
 終わる。人生が。

 ソウマくんが望むことならなんだって叶えたい。
 話より先に、と彼が言うのなら
 素直に肯く以外の選択肢は最初からない。]


  へっ……? 今日からは……??
  そ、それってどういう意味で

  
(23) 2024/05/23(Thu) 20:49:29

【人】 学生 初波華音


[意味深な一言を添えられた上で
 運ばれてきたのは、
 話題に挙げたばかりのお料理。]


  えっ、うそ!
  ラザニアだ……!!
  さっき話したところなのに!?
 
  わ〜〜〜!! 嬉しいです!!
  すっごく!!!
  
  えへへ
  お言葉に甘えて、
  熱いうちにいただきますね!


[とっておきの日の象徴たるラザニアに
 美味しい白桃ジュースに
 テーブルを挟んだ向かいに大好きな人。]


  はふっ……む……
  ──美味し〜〜〜!!


[私の夢を具現化したような現実に、眩暈がする。]
 
(24) 2024/05/23(Thu) 20:49:41

【人】 学生 初波華音


[熱々のお皿に手が触れてしまわないよう
 気を付けつつナイフを沈ませて、
 ひとくち口に運んではソウマくんの方を見た。

 ねえ、さっきのってどういう意味ですか?
 ソウマくんも同じ気持ちでいてくれてる……って
 少しは期待しちゃってもいいんですか?

 盆と正月と誕生日がいっぺんに来たとしても
 ここまでの感動を覚えなかったと思う。
 今日は私にとって生涯忘れられない日になる。
 間違いない。]


  しあわせ……
  ソウマくんと一緒にラザニアを
  食べられる日が来るなんて……!
 
  夢を叶えてくださって
  ありがとうございま……


[すこぶる上機嫌で美味しいラザニアを
 三分の二ほど食べ進めた頃だった。]
 
(25) 2024/05/23(Thu) 20:49:50

【人】 学生 初波華音




  ……っ、…………??



[ぐらり、と。
 唐突に、瞼が重くなった。]
  
(26) 2024/05/23(Thu) 20:49:56

【人】 学生 初波華音



  
(……、なん……で…………?)



[必死に欠伸をかみ殺そうとしても
 冷えたジュースで身体を叩き起こそうとしても、
 抗おうとすればするほどに押し寄せてくる睡魔。

 退屈な授業中や暇で仕方ないバイト中でも
 ここまでの猛烈な睡魔に襲われたことはない。
 ましてや生身のソウマくんを目の前にして
 この私が眠ってしまうなんて有り得ない。

 有り得ない、のに──……
 瞼はどんどん重くなる。]

 
  ごめ、なさ……
  なんか、……急、に

  楽し、のに……
  わたし……ど……して…………


[ふっと全身の力が抜けてがくんと頭が落ちた。]
 
(27) 2024/05/23(Thu) 20:50:39

【念】 学生 初波華音


[昨日ちゃんとベッドで寝なかったから?
 白桃ジュースを二杯も飲んでしまったから?
 久しぶりにラザニアを食べたから?
 ソウマくんに逢えて、安心したから?

 ちゃんと昼寝しておけばよかった。
 ううん、今日だけじゃなくて
 普段からもっとしっかり寝ておけばよかった。

 ソウマくんともっと一緒に居たいのに。
 話したいこともまだたくさんあるのに。

 どうしよう、身体に力が入らない。
 目が開かない。]
 
(!2) 2024/05/23(Thu) 20:51:16

【人】 学生 初波華音



  ソウマ、く…………


[身体ごと椅子から崩れ落ちそうになった瞬間
 誰かが抱きとめてくれたのを感じた。

 最後の力を振り絞って瞼を抉じ開け
 我が身の置かれた状況を察すれば]
 


  
ヒィ
ッ……




[意識は強制的にシャットダウンされた。*]
 
(28) 2024/05/23(Thu) 20:51:20

【独】 学生 初波華音

/*
えーんこちらこそありがとうございます:;(∩´///`。∩);:どきどき……
(-11) 2024/05/23(Thu) 21:54:46

【独】 学生 初波華音

/*
こだわりポイントを褒めてくださるながれんしゃんのおやさしさよ……ながれんしゃんこそてんさい:;(∩´///`。∩);:でれでれ
(-13) 2024/05/24(Fri) 12:25:39

【独】 学生 初波華音

/*
ヒャーーーーーーーーーーーー0(:3 )〜 (‘、3_ヽ)_
(-14) 2024/05/24(Fri) 17:12:31

【独】 学生 初波華音

/*
こちらこそ筆が遅くて
たくさんたくさんお待たせしているのに
優しく受け止めてくださり
こんなにも素敵なろるを紡いでくださって( ;ᯅ;*)毎秒すき
わたしもめっっっっちゃやりやすかったです、ありがとうございます〜!!
ながれんしゃんに足向けてねむれません……
華音はねてるけど……

ソウマくんかっっっっこいいよ0(:3 )〜 (‘、3_ヽ)_
華音の運命やいかに……!
(-17) 2024/05/24(Fri) 17:26:11
初波華音は、( ;ᯅ; )!
2024/05/24(Fri) 21:21:38

【独】 学生 初波華音

/*
:;(∩´﹏`。∩);:泣いちゃう(りんとが)
ぜんぶかっこいいソウマくんの御力です えーんえーん……
(-21) 2024/05/24(Fri) 21:51:52

【念】 学生 初波華音



[愛とか、恋とか、よくわからなかった。
 ソウマくんに出逢うまでは。]

 
(!3) 2024/05/24(Fri) 23:11:11

【念】 学生 初波華音


[小さな頃から、はっきり言って
 私は要領が良くはなかった。
 
 私には3つ年上のお兄ちゃんがいる。
 お兄ちゃんは私とは正反対、地元では
 勉強でも運動でも右に出る人はいなかった。
 私が数時間かけても理解できないような問題を
 お兄ちゃんは、ものの数秒で解いてしまう。
 私が一つのお手伝いを熟そうとする間に
 お兄ちゃんは手際よく十を終わらせてしまう。
 明るくて、友達も多くて、よくモテて
 いつだって誰かに囲まれて笑っていた。

 対する私は、泣きながら努力しても
 お兄ちゃん以上になれるものは
 ひとつもなかった。
 年齢を重ねれば重ねるほどに
 ケンカでも敵いようがなくなった。
 
 そして、何一つ敵えない私を
 お兄ちゃんはいつも小馬鹿にしていた。]

 
(!4) 2024/05/24(Fri) 23:11:16

【念】 学生 初波華音


[『気にしなくて良いのよ、華音。
  華音には華音の良いところがあるんだから』

 ママはそう言って私を慰めてくれた。
 一方で、
 テストの成績でも運動会でも
 褒められるのはいつもお兄ちゃんの方だった。

 『お兄ちゃんは何でもよく出来るのにねえ』
 『華音ちゃんは可愛いから、
  ただそこに居てくれるだけでいいんだよ』
 
 そういう台詞も、聞き飽きるほど聞いた。
 遠回しに『役立たず』って言われてる気がした。

 悔しくて、情けなくて、惨めで
 言われる度に躍起になって、
 でもひとつとして満足に身に付かないうちに
 お兄ちゃんはどんどん先に行ってしまう。

 ラザニアが好きなのは、こんな私でも
 大切にされてる、って思わせてくれたから。

 刻んで、煮込んで、重ねて、焼く。
 幾重にも積み重なる手間暇を微塵も惜しまずに
 私のためだけに懸けてもらえる時間が嬉しかった。]

 
(!5) 2024/05/24(Fri) 23:11:29

【念】 学生 初波華音


[お兄ちゃんに勝ちたい。見返してやりたい。

 ただそれだけの理由で受験した
 お兄ちゃんの高校よりもレベルの高い高校。
 私が合格した同じ年に、
 お兄ちゃんは大学受験に失敗した。
 そのまま、部屋から出て来られなくなった。

 家では口は悪いし下品だし手も足も出るし
 私の楽しみにしていたおやつまで食べちゃうような
 最低の兄だったけれど、
 どんなに馬鹿にされても
 どんなに羨ましく妬ましく思っても、
 心のどこかで尊敬もしていた。

 だって実際、お兄ちゃんは凄かった。
 頭が良くて足も速くて
 話すのも、教えるのも上手かった。
 自分の勉強も大変だったろうに、
 私の勉強を見ようとしてくれたこともあった。

 ずっと勝ちたいとは思っていたけど、
 あんな弱りきった姿を見たかったんじゃなかった。]

 
(!6) 2024/05/24(Fri) 23:11:51

【念】 学生 初波華音


[無理を押して入学した高校では、皆が皆
 それぞれの夢にまっすぐ向かって
 毎日真剣に勉強をしていた。

 入学当初こそ名前も知らない先輩たちに
 立て続けに告白されたりもしたけれど、
 誰も私自身の話を聴こうとはしてくれなかった。

 勉強ができないと、会話も続かない。
 そのうちに飽きられて相手にされなくなった。

 ついていくだけで精一杯だった私は、
 自分の本当にやりたいことが何なのか
 何もわからないままで三年間を過ごした。

 他の何を捨てたって
 全てを懸けたいと思えるようなもの。
 そんな熱い想いを抱けるもの、
 私には何もなかった。]

 
(!7) 2024/05/24(Fri) 23:12:27

【念】 学生 初波華音


[ただなんとなく、毎日を過ごして
 先生に勧められるままに大学を択んで
 流されるままに一人暮らしを始めてみれば、
 大学ってのは、やりたいことがないと
 どこにも居場所が見つけられない。
 
 生きていても死んでいても
 変わらない毎日が淡々と通り過ぎていく。
 くだらない色恋話が飛び交う大教室の中で
 私ひとりが消えたって何の問題もない。

 ……なんか、疲れちゃったな。
 私が何をどんなに頑張ったって
 どうせなんにもならないんだから。
 
 今日を終わりの日にするなら、
 最期はピアノを聴きたいな。

 パッヘルベルのカノン。
 何も考えずに無邪気でいられた
 あの頃に帰りたい。

 動画を検索していて偶然見つけたのが、
 ソウマくんのチャンネルだった。

 配信を聴き始めて数秒、自然と涙が零れた。]

 
(!8) 2024/05/24(Fri) 23:12:36

【念】 学生 初波華音


[一体どれほどの時間をピアノに注ぎ込んだら
 一度も間違えないで、左右で違う指を動かして
 こんなに綺麗な音が出せるようになるの?
 
 凄く努力家で忍耐力もあって、
 頭も良くて孤独にも強いんだろうな。
 私とは大違い。
 ピアノが好き……、なのかな。
 でも何だろう、うまく言えないけれど
 少しひんやりしていて硬質で
 楽しそう、とは少し違うような……

 鍵盤に向かう表情からは何も読み取れない。
 ねえ、貴方は
 完璧を求め続けて苦しくはないの?

 毎週金曜日に生配信をしているらしい。
 また来週も配信があるのなら、
 もう少し頑張ってみても良いかなと思った。
 
 翌週、初めて生配信を観た。
 ピアノに向き合っている彼の姿を観て、
 止めようとしていたはずの心臓がひどく高鳴った。]

  
(!9) 2024/05/24(Fri) 23:12:52

【念】 学生 初波華音



 『こんばんは。
  初めてコメントさせていただきます。

  すごく素敵な、カッコイイ演奏ですね』


[それが、始まり。**]
 
(!10) 2024/05/24(Fri) 23:12:59

【独】 学生 初波華音

/*
[ソウマくんにおふとんかけかけ……の夢を見る**]
(-22) 2024/05/24(Fri) 23:13:32