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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【魂】 家族愛 サルヴァトーレ

>>_5

「そう。」

目を細めて、にこり。そんな形容がぴったり似合うような笑顔を向ける。

「悪い子だね、ラウラ」

男は、君から視線を外さない。
波の音がする。風の音がする。陽の光が降る。潮の匂いが充ちている。
それでも人の声が届かないこの場所は、静かだ。

「残念だけど​────」

完璧な笑顔を湛えて、言葉を続ける。

「僕は何も知らないんだ、ラウラ。悪いね」
「もういいかい? これじゃ僕が掟を破ることになってしまう。僕は家族を愛してるんだ、疑わせるような真似はしたくない」

左の手首にを顔の前に掲げて時間を確認する。上等な文字盤が陽の光を反射した。

「待たせている子たちもいるしね」
(_6) rik_kr 2022/08/16(Tue) 17:25:51