>>1 フィオレ
「それについても知らぬ存ぜぬで通せと上が……」
勿論大嘘だ。一個人の好みを黙らせるほど、
有無を言わさない緘口令が敷かれてるはずはない。
「まあ、特別好きなものはありませんよ。
甘い物から苦い物でも、なんでも食べます。
ああでもこんなところに放り込まれてるのだから、
活力が付くようなものが恋しいですね」
現在の収容所の管理も知れたところだから、
そうしてしゃがみこまれても気にする様子はない。
見つかったらその時はその時で上手い事やるだろう。
(+2) backador 2023/09/23(Sat) 22:34:02