>>+15 迷彩
「リョウ………?」
見覚えのある目だと思った。
欲に支配され、熱を燃やし尽くす方法のみを求める色だ。
散らばる菓子を一瞥。すぐに理解出来た。
「───
お前まさかッ!?
」
気付いた頃には既に背は壁にあって、
布越しに擦り寄る貴方の昂り。
「逃げ……ないよ。お前からは、逃げない。
……辛いよな、それ。」
貴方の頭上へ手を伸ばす。
よしよし、と子供にするように優しく撫でて
それから貴方の衣服を寛げていく。
ネクタイを解き、首元を開いて、
ズボンのベルトへ手を伸ばし……
手が震えた。不慣れからの緊張だ。