>>30 >>31 普川
>>a12 >>a13「………冗談?」
果たして本当に、そうだろうか。
これが冗談だとしても、それを言葉の通りに受け取って実行する人は恐らく居るだろう。
「おいッ、お前は……!」
そうやって、
いったいどれだけの
『自分』を粗雑に扱ってきた?
想いが言葉になる前に、さっさと貴方の姿は消えてしまう。
「……………、
ああ、えっと、……うん。
こないだはちゃんと聞けなかったから………
普川が美味いと思った食べ物、聞くの、……待ってる。」
もう見えなくなった背中に、
やっと喉を通ってきた言葉を投げた。