【神】 経理課 望月 ロビン>>2 忌部 一日目朝 「おや、今度は否定された銭湯がかわいそうだなあ…… 泊まるくらいなら別にいいけどもさ、どちらにせよまた今度だね。 これだけいい施設で寛いだ後だと、やっぱり狭く感じそうだと思っちゃうな」 多少ありふれた賃貸よりは快適だとはいっても、 これだけ立派な施設と比べられるとどうしたって型なしにはなる。 旅行から帰ってきたあとだと拍子抜けするかもなあなんて自分の家を思い返した。 「ともかく今はせっかくの機会なんだから、此処を満喫しておこうよ。 邪魔しちゃあ悪いから、僕はこれで。また後でね、永信クン」 食事をする様子にちらと目を向けて、まだお茶のぬくもりの残る湯呑を傾ける。 湯呑の中身をすっかり干すと、トンと机に置いて椅子から立ち上がった。 最低限利用に当たっての片付けをして、朝食の席を後にした。 (G1) 2022/09/23(Fri) 8:39:10 |