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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【神】 銀の弾丸 リカルド

【ノッテアジト】

”酒を飲むのに忙しい”

その最後の一言だけが勿体ない。
そう思いながらも、上司に続いて会議室へ入っていた男は、馴染みであるマウロの隣に腰を落ち着けている。
表情を見たまま荒れているのを悟ったからだろうか。
常日頃からぐちぐちと宣う小言を言うこともなく、静かに会議の流れに耳を傾けていた。

「下手人を見つけたら直ぐにでも殺して良いのですか。
 となれば、手柄は争奪戦ということになりますね」

ク、と口端を上げて笑みを浮かべ。
周りに発破をかけるような言い回しを選んだ。
勿論自分が仇をみつければ、必ずこの手で始末してやるとは心に決めているのだが。
それはそれとして、この場で場を乱す行為は慎みたい。

ボスが不在になったという大きすぎる傷を、混乱という名で広げるのだけはしてはならない事だと、男はちゃんと理解していた。
(G10) eve_1224 2022/08/09(Tue) 9:45:33