【神】 因幡 理恵[押し当てられた熱に下を見てから、フウタと目を合わせた。その熱がまだ硬さを保っていることに、どこかほっとする。 ぐっと押し当てられると、今度は確かな実体を感じた。 押し広げられ、肉と肉のこすれあう感触に背筋を震わせながら、細く嬌声を上げながら。 首筋に寄せられる頭を抱きしめて、聞こえた言葉に小さく笑う。] ……知っとる。 [それから、近づいた耳元に、聞こえるか聞こえないかの声で、一度だけ囁いた。] (G22) kumiwacake 2021/01/04(Mon) 23:41:27 |