【神】 警部補 添木>>G42 清和【2日目 警察組二次会時空】 「そだっけ?覚えてな〜い♪あははははははは」 座椅子をぎしぎし鳴らしながら、ご機嫌に拍手して大爆笑だ。 不服そうなあなたの顔を見て、 「あっははははははははははは」 …大爆笑。箸が転がっても面白い良い方。 「あ〜〜〜。重たい〜〜〜〜。重たい不良警官がいるよォ〜〜〜。 おまわりさぁーーん!たすけてーーーー!」 酔っぱらい特有の大声で悲鳴をあげながら、あなたの重みに潰されて。 その重さが嬉しくて。 「俺さぁ、わかんなかった。警官になるとき。それが正しいのかわかんなかったぁー。そもそも、何がやりたいのかもなくてさあ。ほんっとに!笑えるだろ。」 笑いながら、本当のことを。初めての言葉を口にする。 「だから、オレが知る中で。真っ当に道を進んでるアンタがやってることが?正しいのかなあ〜、って。アンタは俺みたいな不良でも、あいつらみたいないい子ちゃんでも、ここをなんとかしてえ、って警官になったろ。 だから……。賭け。アンタが賭けたこの道に賭けた。アンタの見たいものが見れるかもしれないと思って。もしこれでダメなら、どうしようもねえ人間なんだろうから、もー、全部諦めちまおうと思って。 正直嫌な仕事。でもさ、わかったかもしれねえ。アンタが守りたかったのは、結局人だよな。身内。それに、ついでに真っ当にやってる奴ら。そういう奴のために体張るならさー」 陶酔した笑みのまま、片手をあげた。 「わるくねえよお、こーんなクソみてえな仕事も!」 (G46) 2021/08/16(Mon) 1:26:30 |