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人狼物語 三日月国

140 【身内】魔法使いの弟子と失われた叡智


【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト

 
[言い訳をさせて貰えるなら。>>0:116
そうだな、うっかり組み付かれてしまったのは
弟子の一言に気を取られていたからだろう。>>0:107
当然、羽交い締めにされながら
それについてゆっくり考えている余裕はなかった。]



 …師匠。お久し振りですね。
 そちらはお変わりないようで、何よりです。


[しかし多少鈍っていても、こちらは成人男性だ。
まだ肉体の衰えに悩まされる年齢でもない――
師匠の見た目よりは随分、年上になってしまったが。


避けはしなかったものの、子供の頃のように
体勢を崩すような事は無い。
…天下一武闘会出場を狙える実力が
存分に発揮されていたら、どうなるかわからないが。


鍛錬が足りていないのはその通りなので、
成長したと胸を張る事はできないけれど。
及第点は頂けたでしょうか、と問えば
懐かしい挨拶からは解放して貰えただろうか。

全く、この方は変わらないな――と、
内心でも同じ感想を抱いて。あれこれ考えていた
先刻の自分が、嘘のようだ。>>0:109]

 
(3) 2022/03/29(Tue) 19:45:15