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人狼物語 三日月国

162 【身内】奇矯の森【R18G】


【人】 命灯癒光 リーディエ

>>3 兄様達

別に、構わなかった。自分だけが動くことに関して。
気にしなくて、いいことだった。

何より、冷静な頭が導き出す答えが怖くて。
触れられない寂しさが胸の中にあって。


「………あ、」
迷うように、手にしていたスコップを握りしめる。

こういう時、
もういない
2人であればどうするのだろうか。
…なんて、意味の無いことを考えて笑う。

「…分かりました。それでは、お願いします」
でも、そうだ。早くしなくてはならないから。
それを考えるなら、きっとこれが最善。

そっと兄達にスコップを渡し、屋敷の壁に凭れ座り込む。

座り込む際、ポケットの中から万年筆と結晶を取り出し。

何かを考えるように夜空を眺めて、秋を想う。


暫くしてから、穴を掘る2人に視線を向けた。
(4) 2022/07/25(Mon) 8:09:35