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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 イル・マット フィオレロ

【ノッテアジト】

「やりますねぇ、あちらさん。
 心境的には複雑なもんですが」

名誉の死のように名が列ねられて行く報告がひと段落した後
普段通りの真意のわかりにくい声色が、口を挟む。

「アウグストさんがいないのに崩れも引きもしない。
 そんなノッテを誇りに思いますよ」

1年前は専ら余程緊急性がなければ姿を見せなかった男だが、最近は何か事あるごとに姿を見かけるようになった。

いずれにせよそう場慣れはしていない男が、
重苦しさを気にして黙る様子を見せたことはない。

「今頃、処理部門なんてほら。
 大変なことになってるんじゃないです?多すぎて」

まるで参考人のように、馴染みの組が任せている処理員に視線を向ける。最も、不在ならばいるだろう場所を空目しただけになる。
(6) poru 2022/08/08(Mon) 22:35:21