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人狼物語 三日月国

150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】


【人】 棕櫚の主日 コゴマ

>>5 伊縫
「……熱っぽかった、ね。まあいい。詮索するのは生産的じゃないからな。
 少なくともこれ以上不愉快ななにかに蝕まれるということは、無いらしい。
 そんな便利なものをいくらも用意できるなら、騒動のほうも治まるだろう」

果たしてどんな手を使ってそんなものを手に入れたのか、わかったものではない。
そして、同時に彼女がどれほどの労力を賭してそれほどのことをやってのけたのかも。
脱出するまでの短い道をどのように切り抜けるか、必要なものをかき集めつつ。
疑わしいような、恨めしささえあるような目で貴方の顔をじっとにらみつける。
もしくは観察しているのかもしれないが、愛嬌のない表情からは知れるものもない。

「僕はまだだ。退去する前にやるべきことがあるかもしれない。
 撤収する前にはどうにかするから、気にしなくて良い」

エマにはきちんと治すつもりであることを説明した上で、今は固辞しておいたらしい。
記憶に関わる力は、これから外で生きていく者には必要となることもあるだろう。
それが誰で、どんなふうにか、なんてのは交友が狭かったぶんわからない話だ。
(6) redhaguki 2022/06/16(Thu) 0:16:50