【人】 三年生 堂本 明菜― 回想:楓と ― そうなんだ。 大丈夫なら良かった。 [どこかぎこちなく思ったのは、両手に持った荷物と 右目が塞かっているせいだろうか。>>0:269 そう思えば手伝うことを申し出る。 気遣ってくれた言葉>>0:270にはゆるゆると首を振って] 釘刺しに行くだけだから急がなくても大丈夫。 準備段階でまた倒れるようなら明日屋台になんて 立たしてやらないんだから。 [荷物を分けもらえたら備品倉庫までの道すがら、 今夏のフルーツ大福>>0:163について話題を出した。 果物を卸している側としてはその評判も気になるらしく、 時々偵察に行かされることがある。 もちろんその時は大福も購入させてもらうのだけど、 スイカが大福に合うとは意外だったとか、 天下の花巻庵なのだから心配することないのにねだとか、 そういえば今年の花巻庵は何を出すのだとか、 そんなことを話していたらすぐに目的地に着いたかな。] (9) 2021/07/23(Fri) 0:57:58 |