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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

【マウロの部屋】>>0 ラウラ

「そうだろう。
 ツィオもこう見えて変わらない部分はあるんだが、分かりづらいだろうな」

今もあぁ見えて気が弱い所がある男だ。
男とは虚勢を張りたいものだから、あの軽薄な態度にも裏返しの感情が見え隠れしている。
それがわかるのはきっと、幼馴染ゆえのことなのだろうが……もしかしたら、どこかでそれを理解する誰かがみつかっているのかもしれない。

―――マウロに、ラウラという部下が居たように。

「この写真をか?
 あぁ、……勿論だ。君が、アイツに返してやってくれたらそれでいい」

何に使うのかは知らないが、悪用などするような女性ではないことくらいは認識していたから、写真立てごと貴方に差し出して、そういえば、と呟く。
写真を取りに行った際に見えた、マウロらしくない便箋には、何か書かれているようだった。
もしかするとあれは、貴方に宛てた手紙だったのかもしれない。

「テーブルに手紙が置いてあるようだった。
 まだ書きかけのように見えたが……ラウラに宛てたものだったかもしれないな。
 手の痛みが引いたら読んでみると良いだろう」
(10) eve_1224 2022/08/18(Thu) 3:15:03