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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

【路地の店】>>9 ストレガ

予想と違わず辛辣な言葉を受け、さすがの仏頂面も少しばかり眉を下げ。
それでも、辛辣な言葉の裏に面倒見の良い一面がある事を知っているから、降参の意味を込めて軽く両手を上げた。

「お前の言葉には何一つ言い返せないな」

頭を撃たれて絶対安静にならないわけがない。
ド級のバカと言われればそのとおりだが、どうにもそういう訳にはいかない。
外回りを押し付けられてる時点で、色々警戒すべきこともあるのだが、それはさておき。
正面から貴方の顔を見れば、流石にその大荷物と欠けた頬と耳の状態には気づくだろう。

「……だからその傷を作ってきたのか?
 その大荷物も気になるが……闇医者で見た時はそんな傷、なかっただろう」

表に見える範囲でしか、彼女たちの交友を知るわけもなく。
自分とて、あの2人上司とラウラを殺した人物は洗い出したいと思っているから、その様子を見れば何をしてきたかくらいは想像がついた。
断られるだろうなとは思いながらも、両手に荷物があることを良いことに流してある横髪に触れ、傷を診た。

「俺が密売に使ってる港の5番倉庫の地下によかったら来い。
 綺麗に手当をしてやろう。女の顔にこの傷をそのまま残すのは忍びない」

続く言葉には「言い訳……」と頬をかけば、

「テンゴさんがそこで、俺以上の重体で寝ている。
 俺が今、ベッドで寝ている時間は1秒たりともない。心配させてすまんな」

と言い、そこには最新の医療施設を作っていると告げ、そこでマウロを手術したことも告げた。
貴方になら、あそこに今寝ているテンゴにも会わせてもいいと、思っているからこそのことだった。
(10) eve_1224 2022/08/25(Thu) 19:39:01