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人狼物語 三日月国

99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】


【人】 救済者 ユー

>>8 >>9 第四階層

続く銃声に、ああこれはもう駄目なのだろうと理解した。

『ユーサネイジア』は、命に優先順位を付ける事は苦手だけれど
それでも取捨選択«トリアージ»の判断は正確だ。
願わくば、何れ訪れる死が苦痛無きものである事を。

「…他人の事ばかり、か
僕達というものは、そういうふうに作られているものだろう。
或いは、『君』はその限りではないのかもしれないけれど」

道具の幸福とは、その存在意義を果たす事だ。
造物主に、求める者に尽くす事だ。

グレイとして、道具としてそうあるべきと誂えられた性質。
それを上回る自我«エゴ»からのものであれば、或いは。

「ブラックは本当に良く働いていたと見える。

僕が、『ユーサネイジア』がしていた事と言えば
必要としている者に安楽死を与える事だけだ。
確かな苦痛を訴える者の、その苦しみを和らげる事だけだ。
生の苦しみへの特効薬は、安らかな死である。

僕はただ、『僕』が信じた救いを全うし続けただけの事だ」

「君と目的を共にする事はできたかはわからないけれど
互いの目的の為に協力する事は、できない事ではなかっただろう
…君はこの場所で、
何を望み、何の為に行動していたのだろうな。」
(10) 2021/10/11(Mon) 16:57:21