【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[それから。弟子の話はまだ続いていただろうか、 一段落してからになったか。 頃合いを見て移動しようと、 近くに置いていた荷物を手に取り。 ルービナ様に向かって、村外れの方を指さした。] あちらに拠点を確保してあります。 空き家を見付けたので、村長に交渉して しばらく借り上げました。 宿より不便は多いかもしれませんが、 作業のためには都合が良いかと。 荷物は……いや、 そちらも弟子をお連れでしたね。 [自分の弟子は姪であるから、 荷物は各自で、としているが。 私が弟子だった頃は 率先して荷物持ちを行っていたため、 つい、その癖が出かけた。 しかし今、その役目は別の人間のものだろう。 余計な事はせず、皆の準備ができたなら 案内のみを務めようと、口を閉じた。]** (11) 2022/03/29(Tue) 19:46:01 |