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人狼物語 三日月国

179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】


【人】 高山 智恵

 っと、話を戻そう。
 休日は大学の講義も全然(あるいはそんなに)ないこともあって、講義の合間を縫う学生の姿はほぼ無いと言っていい。
 下宿生などで休日も近隣で暮らしている(そして遊びなどの予定もない)子か、或いは元々の住民かが客層の中心になる。結果として平日よりも空きやすい。それでもランチタイムはなかなかに混むけれどね!

 そんなこの日のピークタイム過ぎに、たった一人で訪れたそのお客様。
 この時ちょうど入口近くにいた同僚が彼を案内する。他のテーブル席にも空きはあったけれど、「お一人様である」ということがはっきりしているなら、促す先はカウンター席だ>>2:55

 私の方はといえばこの時テーブル席のお年寄り方や学生たちを担当していたから、時折カウンター内やキッチン内へ戻る際にこのお一人様の様子をちらと見遣る程度だったのだけれど、彼の前に「あの」パンプキンタルトが届けられた>>2:57のは見えていた。
 前に来た時も季節のフルーツのデザートを注文していたこのお客様だったけれど、今回のオーダーも季節限定のスイーツ。それもハロウィーンらしくかつ、一番素朴なもの。
 多分この人、店長と食の話が合う気がする(もしかしたら、店長拘りの品>>2:*1と知った上で注文したのかもね)。
(12) 2022/10/21(Fri) 9:18:38