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人狼物語 三日月国

28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】


【人】 仕立て屋 アルジャーノン

−調香店『ディアス』前−


[方向音痴な店主が街の調香店に辿り着頃には、日も登り始めるだろうか。
肩で息をしながら、不躾なノックをすんでのところで手を止めて]

んんー、流石に寝て…ますよね?

[いつもこうだ。息をしていた肩は心情を表すように、上がってこない。
伺い事は次の伺い事とともに忘却の彼方、というのは悪い癖だがなんともなおらない。店主は誰にともなく髪掻きながら]

ディアスさん、ノアさん、すいません。お代はお返ししますから…


[注文のドレスを丁寧に折りたたんだアタッシュケースを玄関に置き、ポッケを漁る。
エプロンもひっくり返した結果出てきたのは、ドレスの代金どころか一食分程の金貨と、言葉通り一食分のロリポップのみ。]

ちょっと?足りないですかね?

[エプロンから太く削り出したチャコペンを取り出すと、おもむろにアタッシュケースへ書き殴る]

『お待たせ致しました。遅れたお詫びに、こちら→をどうぞ。
メリー・タナバタ
 アルジャーノン』

[矢印を引いた先に金貨とロリポップを丁寧に並べると、合掌の姿勢を取ったのち帰路につく。
メリー・タナバタなどという造語が通じるのか?家主が気付くまで荷物はそのままにあるのか?それは神のみぞ知る事で。]

[一つ言える事は、店主の誂えた少女のドレスは、ディアス氏の思惑に沿うか沿わぬかは分れども−−−
深みのある藍色に星河の様なラインストーンを散りばめた、彼にとってのマスターピースであるということだけ。]*
(16) 2020/05/13(Wed) 1:41:42