【人】 人形 ラサルハグ>>6 ヌンキ(5日目) 「どうしてあなたに話す必要がある。 『俺の感情』を口に出すとしても、 それはあなた相手じゃない」 頬を触れられようと動じる様子はなく、 あなたを睨みつける。 しかしあなたのキファへ向ける想いが滲むさまに、 ラサルハグの瞳に鋭さにくわえて憐憫が合わさる。 「…………」 『愛する権利』を知った結果がキファなのかとか。 よぎれど尋ねる資格は自分にはないと、そう感じた。 「離してくれ。メレフに会う理由ができた」 命令ではない、常の声であなたに頼んだ。 あなたはラサルハグが死人を見える事実に気づくことはない。 感づいたとしてもそれはただちに修正される。 我々はそう定義されている。 (18) 2021/04/27(Tue) 0:12:56 |