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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

【ノッテアジト廊下】>>17>>18 どうしようもない奴ら

「随分良いように言ってくれるじゃないか。
 散々面倒をかけてくれるのはいつもお前たちだというのにな」

荷物を奪われ、少しだけ慌てたように「それは大事なものだから、丁重に扱え」と指示をして、前を歩くツィオの後に続く。
慎重に歩かねばならないのはマウロと同じだから、ゆっくりとした足取りだ。
ふらふらした様子を見せないのは、気を張っているからだろう。

それでも、ツィオがこちらを向いて手を掲げれば、
貴方達にしか見せない顔が、ここに確かにあって。
本当に泣きそうな、それでいて安堵したかのような。そんなくしゃり、とした笑みを浮かべて手を伸ばす。

「――ただいま、兄弟」

こつん。
本当に軽く、拳を手のひらに当て、
その開かれた左手にそっと手のひらを重ねた。
(19) eve_1224 2022/08/26(Fri) 0:17:24