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人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 薄荷 アンジュ

>>18 シヴァ
「ちょっと奮発してお金を出せば良いものが手に入るかも……を百人の人に思って貰えれば良いって聞いたことがあります。
 1000Gだと安っぽいけど、2000Gだと丁度いいと思う金額だって。そういうところは見習いたいです」

分かりました、と答えながら、配置換えを終えると一息ついた。
花が目立ち、良い香りがする上で、店の奥に薬草をまとめれば、場末の量り売り屋みたいな様相からちょっとお洒落っぽい薬屋さんのレイアウトへ切り替わった。

「なんだかちょっと浮かれた感じになりそう……でもシヴァさんならお似合いになると思います。とても明るいですから」

友人へプレゼントするでも、あなたが着飾るでも、どちらにせよそれっぽい。
あなたに示された花冠と、所定の薬を手に取る。
麻痺性のある粉末は一般の薬同様に市販のように販売……というわけにもいかないので、重要な配合はこちらで行った上であなたに渡すことになる。
眠り薬に関しても、以前聞いたことがある使い方や種類があればその通りに用意しただろう。

「眠り薬の方は……ご自分でも使用されるんでしょうか。
 魔物用や個人用と揃える方もいらっしゃるものでして……所定の種類と配合が必要なら都度調整できるので、その際はお気軽に言ってください」

「おまたせしました。合わせて1500……いえ、1000Gです。露店の整理を手伝って頂けたので」

#メインストリート
(19) 2024/02/01(Thu) 23:53:24