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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 小夜啼鳥 ビアンカ

>>14 ヴェルデ【街中】

当然のように渡すのだから、当然のように歩きだす。
かつ、と真っ直ぐに石畳に突きつけられる靴底は甲高い音を立てる。
どことなく誇らしげで、
――どことなく、自らを奮い立たせるようだった。

「揚げ物はちょっとな。
 串焼き」

振り返ると、細い飴細工のような指を突き出す。
朱色のネイルの隙間には、
小さく折りたたまれたユーロ紙幣がはさみこまれていた。

「買ってきて。任せるから」

こういう時に、あなたの分もしっかり買わないともう一度使い走りをさせられる。
あなたが学んだことだ。
(21) gt 2022/08/15(Mon) 12:59:39