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人狼物語 三日月国

104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】


【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>22 鏡沼
「ははは。本当に」

その一瞬だけ。
調子はそのままに、言葉に胸中を滲ませるあなたとは反対に。
この副会長は、言っている事こそいつも通りだけれど
その声色は随分とうんざりしたようなものだった。

「ねえ、鏡沼君。
 今に始まった話ではなく、きっと君は無理をしていますよ。
 随分慣れてしまって、それが無理なのだとわからないだけで」

それも束の間、いつも通り穏やかにそう切り出す。

「きっと君が必要と判断してそうしている事でしょうから。
 それを咎めるつもりは、俺にはありませんが。
 それでも、少しでも"上手くやる"為には。
 利用できるものは利用すべきと思いませんか?」

「放送室での一件もそう。
 後からでも、きちんと俺に話を通しておいてくだされば
 普川に便宜を図るくらいはしましたのに。」

根掘り葉掘り事情聴取を受けたかったのなら、話は別ですが。
一度言葉をそう締め括って、また一つ苦笑した。
(25) 2021/11/04(Thu) 23:47:21