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人狼物語 三日月国

99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】


【人】 救済者 ユー

>>24 第四階層

「君がそうして理解できないと、死にたくないと
そう言ってくれた事を、『僕』は何より喜ばしい事だと思う。
先も言ったように 『ユーサネイジア』というものは
不要であるならば、それが何よりの事なのだろうから」

それは、自らが必要とされない事を望む、おかしな道具。
結局の所『ユーサネイジア』というグレイは
初めからずっと、何処までも理性的に狂っていたのだろう。

「…殆どの死は一時的なものに過ぎなかったし、
監察官以外の者は皆、死を与えられる事を受け入れていた。
そして、それを声を大に言い触らすような事もしなかった。
表沙汰にならない、つまり君の耳に届かないのも道理だろう」

つまりは『知らなかった』という感想は、
このように知られざるべくして潜んでいたものに対して
まったくもって適切なものの一つであるという事。

「君ともう少し早くに会えていれば、
過程は、結果は、僅かばかりでも
善かれ悪しかれ今とは異なるものになっていただろうか」
(25) 2021/10/12(Tue) 0:41:53