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人狼物語 三日月国

138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】


【人】 助勤 サクヤ

 
―現世/社務所前―


>>24差し出された綿飴。
反射的に手を出し受け取った。
けれど、仕事中の身だから共に食べるという考えにはならず。
>>25提灯を片手にする相手に、ああ、手を空けたかったのかとは思い至ったけれど。
 
 
「きゃっ!?」
 
 
小さく悲鳴をあげたのは、背後から誰かに抱きつかれたから。
さっちゃ〜ん、と泣きついてきたのは。
>>17艶やかに巻かれた栗毛が可愛らしい、ご近所のお姉さん。
半泣きの彼女からは、ほんの少しお酒の香りがする。
ぱちぱち。目を瞬かせながら。
どうやら彼氏に振られたらしく。
何やらプリプリ怒ってはいるけれど、理由もなんだか判然としない。
困った顔をして、提灯を提げた彼に頭を下げつつ。
綿飴はそっと返そうとしたけど。
そのままだったか、お姉さんに取られたか、わからない。
よしよし、とお姉さんを慰める事にして。
愚痴を一通り聞いてから、また一息。
 
(26) 2022/03/16(Wed) 9:03:52