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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 狡兎 ツィオ

【待ち合わせ場所】 >>26 ラウラ

襟元を正し、貴方を見る。

「今来たとこだよ。
 そりゃね、美人に誘われたらいつだってはせ参じるし、
 気分だって高揚して余計なことまで言うもんさ」

嘘と分かる嘘を吐いて言う。
煙草を慣れない手つきで地面に落とし、
踏み消してゴミ箱に入れた。

「いいよ。
 俺も丁度、話したいと思ってたとこだったから。
 こんな偶然ってあるんだね、俺たちもう付き合っちゃおうか。
 なんて、分かってるよ、もう少し楽しい話をしようか。
 何かを、聞かせてくれるみたいだし」

言えば、エスコートのように道の先を促す。

行先は、【どこかのバー】だ。
薄暗く、人払いもできるそこなら。
誰にも聞かれないし。誰にも見られない。
何を話しても、何をしたところで
――それを見咎めるやつすらいないから。
(28) reji2323 2022/08/19(Fri) 1:39:30