【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[今日はそんな景色のいい場所ではなく。 人目につかないことを優先した木陰の中だけど。 合わさった唇の隙間に、彼の声が響く。 首を引いて、上がった息を整えるように息を吐き出して。] ……ぷぁ、……はぁッ、……。 ン……、もっとって……、 ……キスじゃ足りないって、こと……? [唇がふっくりとするほどキスを重ねて、唾液も奪われて。 身体に力が入らなくて彼に寄り掛かるように縋る。 こんなになるまでキスをされたら、ミンナとしては もう十分なのではないかと思うほどなのに。 効率の話をされて理解できずに不思議そうに首を傾けた。 腰をなぞる手は止まらずに、布越しに触れられる度に ぞくぞくとした感覚が背中を這い上がっていく。*] (30) 2022/05/19(Thu) 23:34:53 |