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人狼物語 三日月国

97 【R18ペア村】Decision【完全RP】


【人】 学生 ガラーシャ

などと考えていると、彼が焚火跡に置いた藁に手を添え、こちらを見て、いたずらっ子のように口元に人差し指を立てた。
なんだろう、と、自分もしゃがみ込んで、少し場所をずらして細い木や薪を並べつつ、彼が手を添えたあたりを見る。
そして、次の瞬間、何とも聞き取れない言葉と共に、藁に火が灯った。>>29
火は十分な勢いだ。
藁の火は、細い木に、そして、薪にも移ろうとしている。]


今の、アンディさん、が、やったんですか…。


[驚かせたかな、という声に、視線を薪から彼の顔に移す。]


すごい…
これが…魔法。


[初めて見た。
サルハドで、彼は自分を人間より精霊に近い存在と言った。
正直、その時は、全く実感が湧いていなかった。
けれども今ならその言葉の意味がわかる。

人間より、精霊に近しいもの。
あの時も、今も、自分の目の前にあるのに、儚く夢まぼろしのように消え去ってしまうもの。
そして二度と自分の前には現れないもの…]
(31) 2021/10/03(Sun) 22:46:18