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人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 三橋 夕凪   


   待って、え、なにここ


[がば、と身体を起こしたら、
 がごん、と音がして、頭に鈍痛が走る。]


   ─── い゛っ、たぁぁぁ!



[何かにぶつけたのはわかって、
 片手で頭を摩りながら這うように少し移動すれば、]


   机……?


[きっちりと並べられたいくつもの机と
 椅子が目に入る。
 自分がいたところだけ机がななめにずれていて、
 ああこの下に倒れていて、身体起こしたときに
 頭ぶつけたんだな、と妙に冷静に判断した。]
 
(31) 2021/02/02(Tue) 15:47:52