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人狼物語 三日月国

104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】


【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>32 敬具 普川尚久殿

俺が悪かったって……


一方の柏倉は、正座していた。

だってそれはなんか、しょうがないじゃん。
あの頃は精神的にも参ってただろお互いに。
信じたくても信じられない事って、あるじゃん。

日頃よく回る口は見る影も無く。
そんな言い訳じみた、というより言い訳そのものは
言わなかったというか言えなかったというか。
物凄い圧を抜きにしても、明確に論理立てて言語化された手前
全面的に自分に非がある事は認めざるを得ないわけで。

幾ら柏倉陸玖という人間のプライドが呆れ返る程高いとしても。
自らの非を認めないよりは、認めて改善していく事を選ぶ方が
よっぽど建設的だと理解してはいる。できない時は開き直るが。
であるからして、言われた事は改善していく、つもりはある。
隣を離れないと宣言した人間の言う事であれば尚の事。

「それも含めてこれからに期待して頂けませんかね…」

方や仁王立ち、方や正座の最高学年が二人。
なんとも言えない光景が、屋上にある。
(33) 2021/11/08(Mon) 22:49:31