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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>30 ソニー

「むしろ休業中に仕事の話をしてるだけ
 あたいは十二分に丁寧な対応をしてるんだけど?」

苛烈。街における評判そのまま、これは全く容赦がない。
コーヒーをもう一度口に、肩を竦めて立ち上がる。

「言ったろ、休業中だって。
 仕事でなら脂ぎったオッサンだろうが
 棺桶に両足突っ込んだジジイだろうが
 顔合わせる度誘ってくる野郎だろうが
 クソレズだろうがサイコだろうが付き合ってやるが、
 そうじゃないなら付き合う理由がない。
 あたいを誘いたきゃ、濁してないで本題から言うんだね。
 最低限、それが人の時間を貰う礼儀ってモンだ。
 ……うわ、5分半経ってるし」

迷彩カーゴパンツのポケットから取り出した
無骨な腕時計を見て顔を顰める。
扱うモノと同じくらい冷たく硬い女。

「そうだね、あと20秒だけ話を聞いてやろう。
 19、18……」

残された猶予はそれだけ、それが終われば女は消える。
追跡も出来ない程、巧妙に。
時計しか見ていない相手に何を言うのも自由だ。
(37) shell_memoria 2022/08/19(Fri) 14:35:56