ーー中央域ーー
ご苦労様
>>6。
[執事やメイドと一緒に出迎える職員に挨拶を掛けて、ふと立ち止まる。]
確か、天乃、と言ったかしら。
申し訳ないのだけれど、ここってワインセラーのような物はある?
[そう苦笑しながら上げた手には赤ワインが一瓶。
先程の見回りの際、お裾分けと言って渡してもらった物だ。
本来、この様な場所に持ってくる物ではないのだけれど、丹精込めて作った物を無碍にする訳にはいかないもの。
大目に見て頂戴。
あるかないか尋ねてみるが、そもそも忙しそうなら執事
>>0にお願いするだろう。]