【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−少し前・若い青年と− 友人たちが、教えてくれたり買ってきてくれたり、 だから、殆どのお店は知っているよ。 [少し驚かせてしまっただろうか。 入団当初からずっと休みのたびに巡っていた。 お陰様で、同僚たちの間でも、 スカーレット・アルジャンは甘いもので靡く などと言われたものだ。靡くわけがないだろう。 楽しく会話をしていると、甘いものに視線を奪われる。 不躾だとは思うが、彼が食べているものが 一口欲しくなった。 初めて会った、しかも同僚の部下であろう人物に こういうことを頼むか悩んだが、 背に腹はかえられない] 君のケーキ、一口…貰ってもいい? [勿論、彼が望むなら自分のチョコレートケーキを さし出そう。それで等価交換というものだろう。 彼女の一言に、彼の反応はどういったものになるのだろう*] (39) 2020/05/13(Wed) 12:37:19 |