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人狼物語 三日月国

162 【身内】奇矯の森【R18G】


【人】 包帯 タンジー

ふらふらと辿り着いた大広間。皆が集まってからも座り込んだまま、自分から口を開く事はなく。
不安から自分の腕を握り込んで、そのまま服の上からガリガリと爪を立てていた。

「…………」

主人の死についての話が聞こえると、肩を弾ませて顔を上げる。
爪は腕に食い込んだまま、元々あった傷から血が滲んでいたとしても。

「……誰が、やったの。」

眉を寄せ、怯えた表情で皆の顔を見て、呟く。
ここに居る誰かがやったのだと、疑いたくはない。だがクロも言ったように、あの状況で外の人物がやったと言えるのだろうか。
(44) 2022/07/18(Mon) 18:37:10