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人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 前に進みたい 柚乃


 [

   主人が働かないと困る人間がごまんといる。
   なので、そろそろ本当に働かせたい。
   彼女の思いがようやっとのことで
   彼に通じたのか、
   数時間ぶりに自由の身になることができた。
   ふぅ、と息をついて、
   彼と視線を合わせ、見つめ直せば
   そっと彼の頬に手を添えて
   唇を重ねる。
   
ただいま。
ごめんね。

   いろんな気持ちが混ざり合ったその口づけは
   彼の緊張を漸くほぐしたらしい。

                       ]

  
  「また後で、ゆっくり話を聞かせろ」


    ふふ、わかったぁ。
    いってらっしゃい〜。



(49) 2021/02/08(Mon) 17:42:34