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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 害のない毒 マキアート

>>47 トトー

「オレは子供じゃないんですよ、Bello?
 大体、もう我儘を言う年なんかじゃないんですし、こうして親しくしてもらえるだけでうれしいですよ。……ああもう、だから人前で……」

大の大人が街の通りで撫でられることのなんとむず痒いことか。
緩やかな表情ではあるもののそれは仕事によるものではなく、
ちょっとした困りや気恥ずかしさ、それから手から伝わる熱によるもの。

仕事着から少しラフなシャツに替えており、はにかみながら見上げる仕草はやはり何処か年齢よりもうら若い印象を与えるだろうか。

「予定があるんじゃなかったのか……?
 じゃあ、って賭博場に誘ったらどうするつもりなんですか。
 只では返しませんが……いや、どうもしないか。貴方なら」

というより、結局は此方が遠慮することも見透かしていそうな。
どこでもは行きません。と断言しておいて、
けれど快諾されたことには嬉しそうに口角を上げた。

「はは、ではそうですね……祭りは一人なら、だったので。
 バーにはヴィー──賭場の後輩が行っているようだから、アルコールを入れても大丈夫そうならそこでもいいし、或いは、水入らずを望むならカフェでゆっくりするのもいいでしょう」
(51) backador 2022/08/10(Wed) 3:53:51