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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

【バー:アマラント】>>44>>45 マキアート

「えぇ、まぁ……なかなかこういった行事に参加する機会はなくて」

仕事一筋で生きてきたこの10年は、自らの意思でそうしてきたとは言え一度も行こうと思わなかった。
おかげで今の自分の地位があるのだが、青春なんて言葉は知らずに大人になったといっても過言ではないだろう。

とっくに冷めきってる酒を傾けながら、指摘されたことについては否定しようもなく頷いていた。

「心理状態を……、へぇ。
 酒にもそういう言葉があるとは……まるで宝石や花みたいですね。
 確かに商売をしてると感情に流されると損をしますから、いくらでも調節はしてますが」

それが天賦の才かは、わからないが。
いやしかし、この男と話していると、時々相手が本当にマフィアだったのか怪しく思うことがある。
それくらい警戒なく近づいてくることに対してのある種の恐れのようなものかもしれない。

「なるほど、ピッツァは俺も好きな食べ物なのでそれにしましょう。
 ついでにあまり甘くないカクテル……あぁ、じゃあスプモーニをお願いします」

目の前にいる店員のソムリエに注文をいれ、やはり甘さを緩和してくてとりあえず水を飲んだ。
ピザが届けば、教えてくれた例にとピザを1枚進呈するだろう。
(52) eve_1224 2022/08/13(Sat) 20:22:27