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人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 浮遊想 テラ


「 
夢、夢、夢。ふふ、夢はいいなぁ 

    
夜に眠れるみぃんなが見るの
 」

音が発されたような気がします。
気がしただけかもしれません。


「 
言葉ってさァ、不便だと思うよ? どういう理由でありこそすれ、

     
真相や真意とは違うふうに受け取られることもままあって
 」

「 
それでも──は、言葉のそんなところもいとしいなぁ 

   
──に向けて、与えようとしてくれたものだろう?
 」

ナニカ があなたに近寄ります。ゆっくり。
ナニカ があなたの頬に触れます。やさしく。
ゾッとするような冷たい、温度のない手でした。手だと思いました。


「 
ほうらキエちゃん、──を覗けるものなら覗いてみなよ。

  
眠らないと覗けない? それじゃあ、ご要望に添えないなぁ
 」


指先だと思えるものが、心持ち細くなった 
あなたの顎を軽く押し上げます。
ナニカ の口は
三日月の弧


「 
ひとりの夜って長いんだぜ? 知ってる?
 」


ナニカ は、そういえば、夢なんてものを
見た記憶がありませんでした。
(54) Vellky 2021/10/23(Sat) 15:12:26