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人狼物語 三日月国

162 【身内】奇矯の森【R18G】


【人】 包帯 タンジー

>>49
「ノル……」

どうして。気付きたくないのに、気付いてしまう。
笑いかけてなんて、くれなければ良かったのに。

視界に入る血塗れのナイフ。
あの時、本当に殺さなければいけなかった相手は
こんなところに居たんだ。


一歩、また一歩と近付いていき、落ちているナイフを──
もう、間違えてはいけないから

拾わずに、ユングと反対側にぺたり座り込んで、リディの顔を見る。
そして触れようと、包帯の巻かれていない手を伸ばしかけて、すぐに引っ込めた。

「僕は……、」


日記の内容について、自分には届いてなかったけれど。いま聞こえてくる会話から何かあったのだと察することは出来て。
だからこそ今度は、みんなの話を聞いてから自分がどうしたいか選ぼうと決めた。

その結果が何であれ。
(54) 2022/07/28(Thu) 16:46:39