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人狼物語 三日月国

98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】


【人】 知能犯 ルヴァ

>>58 ナフ

貴方は知らない話だが。アマノに『頭と両腕以外ならどこまで傷ついていいか』には、『頭だけ残してもらえればいい』と答えた。

目的を達成するのに、時に命すらいらない。それが今あなたと踊る舞台の由来だし、本当に、お互いよくやることだ。

ただ、少年は楽しんではいない。刺された腕と、全力を使った反動の痛みに苦しんでいる。
それを表情に出すことはなく、あなたと共に笑う。弱みを見せぬように。他の誰にも。

ナイフは外される。傷口が更に開いていき、赤い血が流れ始めていく。

両腕の痛みに耐えながら、息を制御できず粗く肺を揺らし、それを放棄しても壊れていく筋組織を出来る限り制御しつつ、銃をやっと構え直す。

もし間に合ったのなら、笑うあなたの心臓に向けて発砲するだろう。

出来たとしても、発射する前も、したあとの反動も、腕が銃に逆らえず、大きく揺れる。壊れていく腕と共に、傷口が開くのを感じる。命が流れるのを感じる。

それでもにこりと笑う。また来るのなら、また力任せに振り払うだろうという圧をもかけながら。楽しませるために、
出来るなら勝つために。
(59) 2021/10/18(Mon) 0:07:50