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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

>>57 ツィオ
「何が瀟洒なものか。
 俺とてただ小言をいうだけの小間使い役立たずではない」

幼い頃は正義感に溢れた生意気な子供だった。
力が足りず、上手くいかずに泣きべそをかいていたなんて事も少なくはなかったし、当時のことを知られているのは具合は悪いがお互い様だろう。

今でこそ、上司に付き従い、密輸業で多数の客と取引をすることで口は回るようにはなりはしたが、成長してない部分もあるにはある。

「女など……俺には不要だと言っているだろうが……」

付き合いでバーなどに行けば女は寄ってくるから、自分自身見た目が悪くは無いことは理解している。
硬派な態度も、人によっては良い印象にでも映るのだろう。

――そのかいもあってか、別に、リカルドは童貞というわけではない。


縁を切った家は家柄も良かったし、経験は必要だとむしろ強要されるようなところだったから。
だから思想も合わない家とは縁を切ったのだ。

「――わかっている。
 あいつは燻っているものが大きすぎる。
 暴れさせる気はないし、あいつが不利になるようなことはさせない」

飄々として、ふざけた真似ばかりしていても、マウロも俺たちと同じところまで……と思っているのは同じだろうと。
そこだけは信頼しているのだ、この男を。

「ハ……ッ、苦労をかけると思うのなら、
 まずは貴様からフザけた行動を慎めというんだ、馬鹿者が」
(60) eve_1224 2022/08/10(Wed) 17:53:01