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人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 三橋 夕凪   


[期限は守ってくださいね、と眼鏡の司書さんに
 叱られるのもこれで何度目かなぁと、
 歩きかけた視線の先に、
 橋の欄干に置いた腕に顔を伏せる>>31
 制服姿の女の子が目に入った。

 少し、戸惑って、
 けれどこんな橋の上、ひとりで、
 日もそろそろ落ちようとする時刻。
 制服姿は中学生か、高校生か、
 いずれにしても伏せた様子を放ってはおけなくて。]


   ─── あの、どうかしましたか。


[小さくそう声をかけて。
 彼女には、聞こえただろうか。
 反応があればほっとして、
 応答が無ければどうしたものかと悩みつつ。]*
 
(63) 2021/02/01(Mon) 18:42:46