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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

【路地裏】>>61 ラウラ

「おい、……火傷するまで握りしめるんじゃない」

開かれた手のひらに、赤くなった火傷の痕。
表情一つ変わらないけれど、痛くないはずがない。
手当しようにもここは路地裏で、水も氷も無いから冷やすことも出来ずに深くため息を付いた。

「そうか……。
 だが、アイツが好んでいた煙草を買って吸おうと思うくらいには、慕っていたんだろう」

マウロが彼女のことをどう思っていたかは知らないが、この様子からそれを推察出来ないほど朴念仁でもない。
自分とて幼馴染の死に何も感じないわけではなかったし、今日一日、普段どおりとは程遠い時間を過ごしている。

「アイツらしい指示だな。
 ……全く、証拠を必ず抑えろと言ったのにすぐ先走る」

その結果がこれかと。
先に手を回してやれなかった自分が腹立たしい。
だからこれは、少しでも何か今からやれることはないかという一つの提案。

「………ラウラ、あいつの部屋に行ってみないか」
(65) eve_1224 2022/08/17(Wed) 1:22:06