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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

【路地裏】>>66 ラウラ

「別に無理にとは言わん。
 だが、この場に留まるよりはよっぽどマシだと思って言っている」

その手も冷やすことができるし。と、火傷した手を差しながら言う。
きれいな手ではないのはお互い様だが、女性があえて傷を残すものではないと、そう思っているような口ぶりだ。

「お前は変にへりくだりすぎる。
 上下関係があるのはそうだが、度が過ぎるのも考えものだぞ」

「……行くのを迷ったのは俺も同じだ。
 だが……あの部屋を片付けてしまう前に見ておかないと、俺は後悔するだろう。
 一人よりは二人のほうがよっぽど良いと思ったのだが……、お前はどうだ?」

くるりと背を向け、問をのせた。
紫煙の香りならば、あの部屋にはきっと染み込んでいるだろう。
貴方がついてくるならば、その香りを求めるかのようにマウロが過ごした部屋に向かって歩いていくだろう。
(67) eve_1224 2022/08/17(Wed) 8:21:00